Intellectual Dumbbell

勝算がないと動けないオタクの怪文書

大学院卒業に向けて

(どうでもいいが、趣旨が一生迷走してるこのブログも1周年を迎えました)

卒業までの必須行事が全て終わって大学院卒業が見えてきました。留年の通知は3月の頭に来るらしいから確定ではないけど、業績とかを考えれば99.99%大丈夫でしょう。卒業出来なかったら絶対に中退します。

中退というワードから分かるように、もう一生大学院に通いたくない。もし人生に一ヶ所だけ修正を加えることが出来るなら、確実に大学院に進学するという発想を無かったことにしますね。

そんなわけで、この後の内容は大学院や研究に関してかなり批判的なバイアスがかかっています。研究者として生きていくことに希望を見出している方は見ない方がいいかもしれません。

 

この進路選択の失敗を今後に活かしていきたい。 

 

分野は理系で、修士課程の2年間の話になります。

 

 

・そもそも、なんで大学院に進学したのか

勉強、というか新しい知識を学ぶことが好きだったから。「大学院での研究=知識の宝庫」という誤認識があったのが大きい。自分の進路なのに塾考しなかったのが問題だが。

上の理由も嘘ではないが、就職する未来が見えなかったというのが正直一番大きかったかも。今はめっちゃ就職したいです。どうせ早起きして行きたくもない大学に行ってやりたくないことするのに、高い学費まで払うとか地獄過ぎるw

 

少々話は逸れるが、今の日本では大学院進学があまりにも簡単に出来てしまう現状がある。昔はいわゆる難関大学で大学院に行くのが一般的だったが、今はどこにでも大学院がある。進学してくれれば無料の雑用として使える上に、学費まで落としてくれるのだから大学側が欲しがるのも無理はない。

なので、「とりあえず」という考えで進学が出来てしまう。英語なんて出来なくてもGoogle翻訳にぶち込めばどうにでもなるし、学部に比べて入試難易度も低い上、大学の成績がある程度あれば入れてしまう大学院も多い。俺が「とりあえず」東大の大学院を受けたら首席で受かってしまったのも頷ける。どう考えても学歴目当てだから行かなかったけど。

 

 

・大学院進学の何を後悔しているのか

つまらなかった。興味が無かった。具体的な内容ではなく、研究や実験そのものに興味が持てなかった。大量の知識を新たに学ぶことを目的に進学したはずが、毎日似たような実験やって、結果を見て思考錯誤の繰り返し。図書館に行って本読んだ方が遥かに効率的に知識を増やすことが出来る。(大学院は研究・実験をするところであるという認識が甘く、たいして調べもせずに「とりあえず」進学した自分に非があるのだが…)

 

当然、日々新しい発見が簡単に得られるような世界ではないことは理解している。しかし今の時代、ネットで論文にアクセスすれば世界中の有能な研究者が試行錯誤して得た結果を容易に知ることが出来る世の中だ。にもかかわらず、自分で苦労してまで研究して成果を得る理由が見当たらなかった。的外れな意見だとは思うが、そう思った瞬間から俺のモチベは消え失せたw

そういう考え方だったから研究は死ぬほどやる気無かったが、(自分の分野に関わらず)修士課程の2年間で読んだ論文の本数だけなら間違いなくTPR取れる。てか式段も余裕。

 

これは大学院に進学したからこそ知ったことだが、科学の世界は思ったほど平等ではない。若手だからという理由で優秀な研究成果が過小評価されたり、逆に論理がイマイチな成果でも権威があるだけで過大評価されたりする。

論文の査読で粗が見つからないと図表の構成に文句を付けて評価を落としたり、もっと酷いと色の構成が気に食わないとかいうものあった。(これは極端な例だがw)

 

 

・どうやって乗り切ったか

気合いとミリシタ。

一旦話は逸れるかもしれませんが、自分は我ながらメンタルが強い方だと思ってます。デレマスの 夢見りあむちゃんとは対極の存在にいるぐらいのクソつよメンタルです。これはここ数年で感じ始めたことなので、筋トレが影響しているかもしれません。筋トレしてると精神面も健康になるようです。

これを利用して乗り切れたのが一因。研究室で一番やる気無いのに、そこそこデカい国際学会で英語でスピーチしてくれとか言われて困惑したりもしたが、持ち前のクソつよメンタルで乗り切った。そんな俺でも修士1年目の夏前ぐらいは先が見えな過ぎて(研究者としての未来はあり得ない、就活も自信ない)頭が狂いそうだったが、時期はちょうどミリシタの一周年イベント。研究のこととか一旦忘れてイベランした。確か翼で94位だった。

ミリシタのサービス開始が2017年の6月末で、大学院に進学したのが2018年の4月。そんなわけで、ミリシタを続けていたからこそ乗り切れたと本気で思っています。Discordの通話で「大学院がめんどい」とか2億回ぐらい文句言ってましたが、一緒にイベランしてくれた方々、特に虹色ミラクル関連の皆さんには本当に感謝しています。

学費を払って余った奨学金は大体ミリシタに課金しました。

 

 

 

そんなこんなで、完全に自業自得だが、クソつまらない大学院もあとは時間が経てば勝手に卒業出来る(はず)というとこまで来ました。

自分の進路を適当に考えすぎたということを反省して、就職先はしっかり考えて選びました。その結果、自分の専門とは微塵も関係ない分野の技術系・開発職を選びましたが、筋トレで得たクソつよメンタルと、イキりオタクの虚言連発で就活は上手くいきました( オタク就活のアドバイス)。

 

大学院2年間を支えてくれたミリシタは、感謝しながらモチベ高く続けたいと思います。(シャニマスデレステも頑張ります。)フォロワーのアイマスPの皆様、今後ともよろしくお願いします。